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(更新: 2026/09/01)
TikTok運用代行の提案書で見るべき項目|比較検討時のチェック法
複数社から提案を受けても、どこも似た内容に見えて判断がつかないことがあります。提案書で差が出るのは施策の目次ではなく、根拠と実行体制の記述です。この記事では比較する際に確認すべき項目と、記載がない場合に聞くべきことを整理します。
提案書の比較とは、施策の内容ではなく根拠を見る作業を指す
TikTok運用代行の提案書を比較するとは、提案されている施策の項目を並べることではなく、その施策を選んだ根拠と実行できる体制があるかを確認する作業を指します。
施策の項目自体はどの会社もほぼ同じになります。アカウント設計・企画立案・動画制作・投稿管理・分析といった工程は、運用代行として必要な要素が決まっているためです。
差が出るのは、なぜその施策なのかという根拠と、実行にかかる期間や体制の記述です。弊社が100社以上の支援をしてきた中でも、提案時に根拠を示せるかどうかが運用開始後の成果に影響しています。
現状分析の記述があるかを確認する
最初に見るべき項目です。
提案書に自社アカウントの現状分析が含まれているかを確認してください。すでにアカウントがある場合、直近の投稿の視聴維持率や流入経路に触れているかどうかで、実際にデータを見て提案しているかが分かります。
分析がなく施策だけが並んでいる場合、テンプレートの提案である可能性があります。この場合は自社の商材や状況に合っていない施策が含まれることになります。
アカウントがまだない場合も、競合や同業種のアカウントを分析した記述があるかを見てください。
KPIが事業目的に接続しているかを確認する
提案書で最も差が出る項目です。
KPIとして再生数やフォロワー数だけが設定されている場合、事業成果との接続が設計されていません。再生数はアカウントの露出量を示す指標であり、購買や問い合わせとは別の数値です。
確認すべきは、自社の目的に対応した指標が含まれているかです。問い合わせ獲得であればプロフィール遷移率やリンククリック数、商品販売であれば商品ページ遷移数といった中間指標が必要になります。
あわせて、その指標をどう計測するかの記述も見てください。計測の仕組みがないと、成果が出ても証明できません。
成果が見え始める時期の記述を確認する
認識のズレが最も起きやすい項目です。
提案書に成果が見え始める時期が明記されているかを確認してください。記載がない場合は必ず質問してください。
弊社が支援してきた100社以上のケースでは、成果が明確に見え始めるまでに平均6ヶ月かかっています。アカウント初期は視聴者データが蓄積されておらず、アルゴリズムが配信先を最適化するまでに時間を要するためです。
短期間で成果が出る前提の提案があった場合は、その根拠を確認してください。短期で再生数を作る手段は存在しますが、それが購買や問い合わせにつながるかは別の話です。
動画制作の本数と撮影回数を確認する
費用に直結する項目です。
月間の制作本数が明記されているかを見てください。「運用代行費」という一括表記で本数が書かれていない場合、想定より少ない本数しか納品されず追加費用が発生します。
あわせて撮影回数も確認してください。月8本の動画を1回の撮影でまとめ撮りする場合と、4回に分けて撮影する場合では工数が変わります。まとめ撮りは効率的ですが、同じ日に撮影した素材は見た目が揃うため、投稿を続けると視聴者に同じ内容が続いているように見えることがあります。
実行体制の記述を確認する
提案内容よりも重要な項目です。
企画・撮影・編集・広告配信のどこまでを自社で担い、どこから外部に委託するかが記述されているかを見てください。
外部委託が入る場合、撮影現場で得た気づきが次の制作や広告クリエイティブに反映されるまでにラグが生じます。加えて委託先の稼働状況によって納期が変動するため、代行会社が納期を確約できないケースがあります。
弊社は戦略立案/ショップ構築/動画制作/LIVE配信/クリエイター施策/広告運用/データ分析/運用代行の8領域を自社内で完結させているため、二次委託は発生しません。
演者の手配方法を確認する
運用の継続性に関わる項目です。
社員が出演する前提なのか、外部の演者を手配する前提なのかを確認してください。外部手配の場合、都度キャスティングするのか、代行会社が自社で演者を抱えているのかで違いが出ます。
都度キャスティングする体制では、提案段階では対応可能と回答されても、実際の撮影時期に希望する演者が確保できないことがあります。弊社は総クリエイター約700人の自社プロダクションを保有しているため、商材との相性を見ながら継続的にアサインできます。
レポートの項目が記述されているかを確認する
運用開始後の実務負荷に影響します。
月次レポートに含まれる項目が明記されているかを見てください。数値の羅列のみか、なぜその結果になったかの考察と次の施策提案まで含まれるかで、発注側の工数が変わります。
考察がないレポートでは、社内報告用に作り直す作業が発生します。あわせて自社の事業目的に沿った指標が含まれているかも確認してください。
提案書チェックリスト
比較する際は以下を各社で照合してください。
| # | 確認項目 | 記載がない場合に起きること |
|---|---|---|
| 1 | 自社アカウントの現状分析 | テンプレート提案の可能性がある |
| 2 | 事業目的に接続したKPI | 成果を事業で評価できない |
| 3 | 指標の計測方法 | 成果が出ても証明できない |
| 4 | 成果が見え始める時期 | 途中で判断を急ぐことになる |
| 5 | 月間の動画制作本数 | 追加費用が発生する |
| 6 | 月間の撮影回数 | 素材が均質化する |
| 7 | 自社実行と外部委託の範囲 | 納期が確約されない |
| 8 | 演者の手配方法 | 撮影スケジュールが確保できない |
| 9 | レポートの項目 | 社内報告用に作り直す工数が発生 |
| 10 | 発注側が担う作業 | 運用開始後に社内調整で止まる |
外注と内製、どちらが自社に合うかを比較した記事も参考にしてください。
発注側が担う作業の記述を確認する
見落とされやすい項目です。
外注しても社内に残る作業があります。商材の背景情報の提供、撮影場所と出演者の手配、表現の法務チェック、企画と動画の承認です。
提案書にこれらの記述があるかを確認してください。記載がない場合、運用開始後に社内調整から始めることになり、初回投稿まで1ヶ月以上かかるケースがあります。その間も月額費用は発生します。
誠実な提案であれば、発注側の作業と想定される工数も明示されています。
金額だけで比較しない
比較の最後に確認する点です。
同じ月額でも動画制作の本数、撮影回数、演者費用の有無、広告運用の範囲が異なります。金額の差はサービスの優劣ではなく含まれる範囲の違いであるケースが多いため、業務範囲を揃えてから比較してください。
弊社の場合、月額50万円〜で支援範囲に応じて対応しています。金額に幅がある場合は、優先したい領域を伝えていただければ範囲を調整した提案が可能です。
記載がない項目は必ず質問する
提案書に書かれていないことは、確認するまで分かりません。
上記10項目のうち記載がないものは、打ち合わせの場で質問してください。回答が曖昧な項目は、契約後にトラブルになりやすい部分です。
特に成果が見え始める時期と発注側が担う作業は、認識のズレが起きやすいため書面に残しておくことを推奨します。
まとめ
TikTok運用代行の提案書は、施策の項目ではなく根拠と実行体制で比較してください。差が出るのは現状分析の有無、KPIが事業目的に接続しているか、成果までの期間が明記されているか、自社実行と外部委託の範囲が示されているかの4点です。
あわせて発注側が担う作業の記述も確認してください。記載がない場合、運用開始後に社内調整で進行が止まります。
弊社は8領域を自社内で完結させ、100社以上のアカウント運用を支援してきました。支援範囲に応じて柔軟にプランをご用意しています。自社の状況に合う費用感と想定スケジュールは、無料相談でお伝えしています。
