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TikTok企業アカウントのKPI設計|再生数・フォロワー・CVの優先順位の決め方

TikTok企業アカウントのKPI設計|再生数・フォロワー・CVの優先順位の決め方

KPI設計とは?企業アカウントの成果を数値で管理する仕組み

TikTokのKPI設計とは、企業が達成したい事業目標をTikTok上の数値指標へ分解し、成果を継続的に管理することを指します。
TikTokでは再生数だけが注目されがちですが、企業アカウントでは売上や問い合わせにつながらなければ成功とはいえません。そのため、「何を最優先で追うべきか」を決めるKPI設計が重要です。
KPIとは成果を測定するための中間指標のことを指す。一般的に主要KPIの達成率が80%を下回る場合、最終目標(KGI)の未達成リスクが高まります。
企業アカウントでは、KGIから逆算してKPIを設定する考え方が基本です。

改善手順

  1. KGI(問い合わせ件数・売上など)を決定する
  2. TikTokで管理するKPIを3〜5個に絞る
  3. 毎週・毎月の目標値を設定する
  4. KPIごとに改善施策を決める

チェックポイント

  • KPIが売上目標につながっているか
  • 数値が毎週確認できる状態か
  • チーム全員が同じ指標を見ているか

目的別に決める3つのKPI優先順位

企業アカウントでは、目的によって重視するKPIが変わります。すべてを同じ比重で追う運用は成果につながりません。

認知拡大なら再生数を最優先

新商品の認知やブランド露出を増やしたい場合は、再生数を第一指標に設定します。
管理したい数値は以下です。

  • 動画再生数
  • リーチ数
  • 平均視聴時間
  • 視聴完了率

目安として、視聴完了率30%以上、平均視聴時間8秒以上を維持できる動画は拡散されやすい傾向があります。

改善手順

  • 冒頭3秒で結論を提示する
  • 動画尺は15〜30秒を中心にする
  • フックを毎週ABテストする

チェックポイント

  • 冒頭離脱率
  • 平均視聴時間
  • 視聴完了率

ファン獲得ならフォロワー数を重視

採用やブランド育成を目的とする企業では、フォロワー増加率が重要です。
単純なフォロワー数ではなく、

  • フォロー率
  • プロフィール遷移率
  • エンゲージメント率

を同時に管理します。
目安として、

  • フォロー率:5%以上
  • プロフィール遷移率:3%以上

を目標に設定すると改善しやすくなります。

改善手順

  • シリーズ企画を作る
  • 投稿ジャンルを固定する
  • プロフィールで企業価値を明確に伝える

チェックポイント

  • フォロー率
  • 保存率
  • コメント率

売上重視ならCVを最優先

TikTok経由で問い合わせや購入を増やす企業では、CV関連指標が最重要です。
見るべき数値は

  • プロフィールクリック率
  • LPクリック率
  • 問い合わせ件数
  • CVR

です。
例えば、
プロフィールクリック率が2%未満の場合はプロフィール改善が必要です。
LPクリック率が40%以上であれば、プロフィール導線は機能しています。

改善手順

  • CTAを動画内で明示する
  • 固定動画を設置する
  • リンク先との訴求内容を統一する

チェックポイント

  • CTR
  • CVR
  • CPA

企業アカウントで管理すべき5つの重要KPI

企業運用では次の5項目を管理すれば十分です。

KPI 目安
再生数 前月比110%以上
視聴完了率 30%以上
フォロー率 5%以上
プロフィール遷移率 3%以上
CV数 KGIから逆算

数値を増やしすぎると分析できなくなります。
まずはこの5つに絞ることで改善サイクルが速くなります。

改善手順

毎週1回、以下を実施します。

  • KPIを一覧化する
  • 前週との差分を確認する
  • 最も悪化した数値だけ改善する

チェックポイント

  • KPIが5項目以内か
  • 毎週更新されているか
  • 改善施策まで記録しているか

KPI設計で失敗する企業の3つの共通点

多くの企業が成果を出せない理由は、KPIそのものではなく設計方法にあります。

① 再生数だけを評価している

100万回再生されても問い合わせが0件なら事業成果にはつながりません。
再生数はあくまで認知指標です。

② KPIが10個以上ある

管理項目が増えるほど改善が遅くなります。
実際には3〜5個で十分です。
重要指標だけを追うことで改善速度が上がります。

③ 部署ごとに評価指標が違う

マーケティング部はCV、広報部は再生数だけを見る状態では改善できません。
共通ダッシュボードを作成し、全員が同じ数値を確認する体制を整えることが重要です。

改善手順

  • KPIを一本化する
  • ダッシュボードを共有する
  • 月1回レビューを実施する

チェックポイント

  • 全員が同じKPIを確認しているか
  • レポート形式が統一されているか
  • 改善担当が決まっているか

TikTok企業アカウントはKGIから逆算してKPIを設計する

TikTok運用で成果を出す企業は、再生数だけを追いません。
事業目標から逆算し、

  • 認知なら再生数
  • ファン獲得ならフォロワー
  • 売上ならCV

というように優先順位を明確にしています。
さらに、KPIは3〜5項目に絞り、毎週1回改善を繰り返すことで成果につながります。
TikTokはアルゴリズムの変化が速いプラットフォームですが、KPI設計の考え方は変わりません。企業アカウントでは「何を伸ばすか」を明確に定義し、その数値を継続的に改善する運用体制が成果を左右します。

白本 晴香

この記事の著者

白本 晴香

SNSマーケティング事業部/営業推進・広報

SNSマーケティング事業部にて、TikTokアカウント運用代行およびクリエイターキャスティングを主軸に、BtoB企業のオーガニックリード獲得を支援。3C分析・STP分析・ペルソナ設計といった戦略立案から、SEO・コンテンツ制作、SNS運用、LPO、リード育成までを一気通貫で担当している。運用の現場で得られる一次情報や最新のトレンドを常に吸い上げて施策に反映し、データにもとづく施策設計を得意とする。「受注確度の高い問い合わせ」をいかに増やすかを軸に、過去の実務経験と変化し続けるSNSの最新動向の両面から、TikTok運用とBtoBマーケティングの実践知を発信している。

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