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(更新: 2026/08/21)
TikTokのいいねが急に減った原因3つと48時間以内にやるべき対処法
48時間以内の対応が、その後30日間のアカウント評価を左右します。本記事はTikTok運用を担当する企業のSNS・マーケティング担当者向けに、いいねが急減した原因の切り分け方と、アルゴリズム評価を回復させる具体的な改善手順を解説します。
いいねが減った状態とは、いいね率が3%を下回った状態を指す
TikTokでいいねが減る状態とは、投稿の再生数に対するエンゲージメント率が過去平均より継続的に低下している状態を指します。一般的にいいね率(いいね数÷再生数)が3%を下回る場合、アルゴリズムによる追加配信が伸びにくくなる傾向があります。
いいね数という絶対値ではなく、率で判断してください。再生数10,000回でいいね500件なら5%ですが、同じ再生数でいいね200件なら2%です。数だけを見ていると評価を誤ります。
最初にやるべきは「いいねだけ減ったか」の切り分け
原因を探す前に、この切り分けを済ませてください。ここを飛ばすと対処法を間違えます。
直近の投稿で、いいね数だけが減ったのか、再生数も同時に減ったのかを確認します。
再生数が維持されているのにいいねだけ減っている場合は、動画は届いているが刺さっていない状態です。コンテンツ側の問題なので、原因②を優先して確認してください。
再生数も一緒に落ちている場合は、そもそも配信量が縮小されています。アルゴリズム評価の問題なので、原因①と原因③を確認します。
まず確認すべき3つの指標
切り分けができたら、以下3つの指標をセットで確認します。
いいね率
計算式は「いいね数÷再生数×100」です。3%を下回っていれば改善が必要な水準です。
平均視聴時間
TikTokでは視聴維持率が重要な評価軸になります。動画尺ごとの目安は以下です。
| 動画尺 | 平均視聴時間の目安 |
|---|---|
| 15秒 | 10秒以上 |
| 30秒 | 18秒以上 |
| 60秒 | 35秒以上 |
平均視聴時間が短い動画は、いいねも減少しやすくなります。
フォロワー以外への配信率
TikTokでは初期配信のあと、フォロワー外へ拡散されることで再生数が伸びます。フォロワー外への表示割合が低下している場合、いいね数も同時に減少するケースがほとんどです。
原因1:初動30分のエンゲージメント率が低下している
投稿直後30分はTikTokの評価時間です。この時間帯の視聴完了率・いいね率・コメント率・保存率を総合評価し、次の配信量が決まります。
以下に該当する場合は初動評価が低い状態です。
- 投稿1時間後のいいね率が3%未満
- コメント率が0.5%未満
- 保存率が1%未満
改善手順
投稿後30分以内に、社内メンバーへの共有、関係者による視聴と保存、コメントへの即時返信、ピン留めコメントの設定を行ってください。初動のエンゲージメントを高めることで、その後の配信量が改善します。
原因2:コンテンツの視聴維持率が下がっている
TikTokは最後まで見られる動画を優先表示します。冒頭3秒で離脱される動画は、いいね以前に配信量が減少します。
再生数は落ちていないのにいいねだけ減っている場合、この原因である可能性が高くなります。冒頭で視聴者の関心を引けていても、中盤以降で期待した内容が出てこないと、視聴は続いてもいいねには至りません。
改善手順
冒頭3秒で結論を伝える、テロップを1秒以内に表示する、不要な自己紹介を削除する、動画尺を20〜35秒へ短縮する、という4点から着手してください。企業アカウントでは長尺より短尺動画のほうが反応が安定するケースが多く見られます。
あわせて、直近でいいねが多かった動画3本と少なかった動画3本を並べ、冒頭3秒と本編の構成の違いを比較してください。テーマではなく構成の差を見ると原因が特定しやすくなります。
改善前後で確認する項目
3秒視聴率、平均視聴時間、完了率、リピート再生率の4つです。最低でも5本投稿してから数値を比較してください。
原因3:アルゴリズム評価がリセットされている
投稿内容を急激に変更すると、TikTokは新しいジャンルとして再評価します。
ダンス投稿から採用動画へ、エンタメから商品紹介へ、BtoC向けからBtoB向けへといった変更は、一時的にいいね数が減少します。
改善手順
テーマ変更を行う場合は段階的に進めてください。旧ジャンル70%・新ジャンル30%の比率で約2週間継続し、そこから徐々に割合を変更していきます。急激な変更よりアルゴリズムへの影響を抑えられます。
変更の際は、投稿ジャンル・使用音源・ハッシュタグ・ターゲット設定を一度に複数変えないことが重要です。
48時間以内に実施すべき改善施策5つ
いいねが急減した場合、最初の48時間が改善のタイミングです。
1. アナリティクスを確認する
再生数、平均視聴時間、フォロワー外表示率、流入経路を確認します。感覚ではなく数値で判断してください。あわせて動画の削除や制限の通知が届いていないかをアカウントの通知欄でも確認します。
2. サムネイルと冒頭3秒を改善する
既存動画の内容は変更できませんが、次回投稿で改善できます。特に冒頭3秒の改善は最優先です。
3. 投稿時間を見直す
企業アカウントでは7時〜9時、12時〜13時、18時〜22時の時間帯で比較検証することを推奨します。最低でも各時間帯5本ずつ投稿し、成果を比較してください。
4. 投稿頻度を維持する
最低週3本、推奨は週5〜7本を継続することでアルゴリズム評価を維持しやすくなります。
5. PDCAを数値で回す
再生数、いいね率、保存率、シェア率、平均視聴時間の5項目を毎週固定で比較してください。この5項目を追うだけでも改善スピードは大きく変わります。
48時間以内にやってはいけないこと
初動を誤ると回復が遅れます。以下は避けてください。
投稿を止める
反応が落ちたタイミングで投稿を止めると、配信優先度がさらに下がります。反応が落ちても週3本以上のペースは維持してください。
過去の動画を大量に削除する
エンゲージメントの低い動画を消してもアカウント評価は戻らず、蓄積された再生数を失うだけになります。
投稿内容を大幅に変える
原因が特定できていない段階でテーマを変えると、それまでの視聴者層との接点が切れます。原因③のとおり、アルゴリズム評価のリセットを招きます。
いいね数を安定させる3つの鉄則
いいね数は偶然増えるものではありません。継続的に成果を出している企業アカウントには共通点があります。
数値目標を設定する
いいね率5%以上、完了率50%以上、保存率2%以上をKPIとして管理してください。
フォーマットを固定する
毎回企画を変えるより、冒頭・テロップ・CTA・動画尺を固定したほうが改善点を分析しやすくなります。
仮説検証を高速で回す
月1回ではなく、毎週分析・毎週改善・毎週検証を繰り返す企業アカウントほど成果が安定します。TikTokは短期間でアルゴリズムが変化するため、継続的な改善体制が競争優位につながります。
数値が戻るまでの目安
対処後すぐに数値が戻るわけではありません。
視聴維持率の改善が配信量に反映されるまでには、通常2週間程度かかります。この期間は同じ改善方針で投稿を継続し、直近10本の平均で判断してください。1本ごとの数値で判断すると、通常の変動と改善効果の区別がつきません。
弊社が支援してきた100社以上のケースでも、単発の変動より継続的な傾向で評価する運用を取っています。
まとめ
TikTokのいいねが急に減る原因は、初動エンゲージメントの低下、視聴維持率の悪化、アルゴリズム評価の変化の3つに集約されます。
対処の前に、いいねだけが減ったのか再生数も減ったのかを切り分けてください。いいねだけなら原因②、両方なら原因①と③を確認します。
重要なのは、いいね数だけを見るのではなく、いいね率・平均視聴時間・フォロワー外配信率を組み合わせて分析することです。48時間以内に原因を特定し、投稿フォーマットや初動施策を改善することでアルゴリズム評価の回復につながります。投稿を止める、過去動画を削除する、テーマを大幅に変えるといった対応は逆効果になるため避けてください。
弊社は100社以上のアカウント運用を支援しています。自社の状況に合う改善方針については、無料相談でお伝えしています。
