NEWS
NEWS
ニュース
(更新: 2026/09/14)
TikTokで伸びる4つの動画フォーマット|企業の活用例つき
企画をゼロから考える必要はありません。すでにアルゴリズムとユーザーが評価している型を借りて、中身を自社の商材に入れ替えるほうが再生数につながります。この記事では企業が使える4つのフォーマットと、業種別の活用例を解説します。
トレンドフォーマットとは、再生数が高い動画に共通する構成を指す
TikTokのトレンドフォーマットとは、一定期間にわたり再生数・視聴維持率・保存数が高い動画に共通する構成や演出のパターンを指します。
多くの企業担当者は完全オリジナルの企画を考えようとしますが、素人が考えた独自企画は8〜9割以上のケースで思うような再生につながりません。ユーザーは見慣れない不規則な動画が流れてくると、脳が処理を面倒がって開始1〜2秒以内でスワイプするためです。
つまり企画はゼロから発明するものではなく、型に情報をはめ込む作業として捉えるべきです。
4つのフォーマットの比較
企業がすぐ使える型は以下の4つです。
| フォーマット | 狙える効果 | 動画尺の目安 | 向いている業種 |
|---|---|---|---|
| POV(主観視点) | 視聴維持率 | 15〜30秒 | BtoB、店舗、飲食 |
| あるある(対比) | コメント・シェア | 15〜20秒 | SaaS、採用 |
| ASMR+アフレコ | 視聴維持率 | 30秒前後 | 製造業、職人系、EC |
| 〇選(ランキング) | 保存 | 15〜30秒 | 士業、コンサル、不動産 |
狙う指標が異なるため、自社の課題に合わせて選んでください。保存率が低ければ〇選、コメントが少なければあるあるが有効です。
フォーマット1:POV(主観視点)
視聴者にその場にいるような没入感を与える型です。視聴維持率が高い代表的なフォーマットです。
型の構造
カメラを自分の目線または相手の目線に見立て、15〜30秒程度のワンカットで状況を見せます。「〇〇な瞬間」といったテロップを冒頭に入れます。
BtoB企業の活用例
「【POV】定時で帰ろうとしたら、上司に捕まった瞬間」という導入から、自社のタスク管理ツールを使えば回避できたというオチにつなげます。
店舗・飲食の活用例
「【POV】渋谷で絶対に外さない穴場カフェに友達を連れてきた時の反応」として、入店から料理が来るまでを歩きながら15〜30秒で撮影します。
フォーマット2:あるある(対比コント)
強い共感を生み、コメントとシェアを稼ぐ型です。
型の構造
画面を左右または前後に分割・切り替えし、Aのパターンの人とBのパターンの人を1人で2役、15〜20秒程度で演じ分けます。
ダメな例と良い例を対比させることで、自社商品のメリットを自然に伝えられます。
ITツール・SaaSの活用例
「仕事が遅い人あるある」と「仕事が早い人あるある」を対比し、早い人は自社のツールを使っている設定にします。
採用の活用例
「ブラック企業の面接」と「うちの会社の面接」を対比し、自社の風通しの良さをアピールします。
フォーマット3:ASMR+アフレコ
顔出しに抵抗がある企業や、製造業・職人系のビジネスに向く型です。
型の構造
映像は手元が動く作業風景や製造ラインを流し、音声は機械のリアルな音とAI音声による裏話を重ねます。
視覚と聴覚の心地よさで、30秒前後の動画でも視聴維持率40〜60%を狙いやすいのが特徴です。
小売・ECの活用例
商品を丁寧に梱包していく映像に合わせて、「昨日、過去最高のご注文をいただいた話を聞いてください」とストーリーを語ります。
メーカーの活用例
プレス機が動く映像に、「この部品、実は皆さんの身近なアレに使われています」とクイズ形式で解説を入れます。
フォーマット4:〇選(ランキング)
保存を稼ぐための王道の型です。
型の構造
「絶対に〇〇な〇〇・3選」とタイトルコールし、1位から3位までを箇条書きで一気に紹介します。15〜30秒で3〜5項目をテンポよく紹介するのがコツです。
ユーザーは後で見返そうと考えるため、保存率が高くなります。
士業・コンサルの活用例
「フリーランスが絶対に経費で落とすべきもの5選。3つ目はみんな見落としています」
不動産の活用例
「同棲カップルが絶対に選んではいけない間取りワースト3」
自社の課題から型を選ぶ
どれを使うかの判断です。
| 現状の課題 | 選ぶべき型 | 理由 |
|---|---|---|
| 視聴維持率が40%未満 | POV、ASMR | 最後まで見られる構成 |
| コメントが少ない | あるある | 共感で反応が生まれる |
| 保存率が1%未満 | 〇選 | 後で見返す動機が生まれる |
| 顔出しができない | ASMR、〇選 | 演者が不要 |
| 撮影に時間をかけられない | 〇選 | テロップ中心で制作可能 |
まず1つの型に絞って5本程度制作し、反応を見てから次の型に移ってください。同時に複数試すと、型の良し悪しか内容の良し悪しかが判別できません。
型を借りても中身は自社の情報にする
注意点です。
型をそのまま模倣すると広告感が強くなり、企業らしさが失われます。借りるのは構成と演出であり、中身は自社の商材やノウハウに置き換えてください。
特に冒頭3秒では、型の入り方を守りつつ自社の訴求に接続する設計にします。型の再現だけで終わると、視聴はされても商材が記憶されません。
企画会議の進め方を変える
運用としての改善です。
「何か面白い企画はないか」という問いかけをやめ、「このPOVの型を自社ならどう当てはめられるか」という議論に変えてください。
型を起点にすると、30分程度の企画会議でも5〜10本分のアイデアが生まれるケースは珍しくありません。ゼロから考える場合と比べて、会議時間そのものが短縮できます。
企画ストックを30本作ってから運用を始める
継続のための準備です。
ネタ不足で運用が止まる企業は多くあります。4つの型それぞれで7〜8本ずつ企画を作れば、30本のストックができます。
このストックがあれば、撮影日にまとめて10〜15本を撮影する体制も組めます。企画を都度考えていると、撮影のたびに時間がかかります。
効果を測る指標
型を試したら数値で判断してください。
型ごとに狙う指標が異なるため、比較する数値も変わります。POVとASMRは視聴維持率、あるあるはコメント率とシェア数、〇選は保存率で評価します。
弊社が支援してきた100社以上のケースでも、型ごとに評価指標を分けて記録することで、自社に合う型の特定が早くなっています。判断は5本の平均で行ってください。
まとめ
TikTokの企画はゼロから発明するのではなく、既存の型に自社の情報をはめ込む作業として捉えてください。
企業が使える型は、POV・あるある・ASMR+アフレコ・〇選の4つです。それぞれ狙える指標が異なるため、視聴維持率が課題ならPOVやASMR、保存率が課題なら〇選というように、自社の状況から選んでください。
まず1つの型で5本制作し、反応を見てから次に移ります。4つの型で7〜8本ずつ企画を作れば30本のストックができ、運用が止まりにくくなります。
弊社は100社以上のアカウント運用を支援しています。自社の商材に合う型の選定については、無料相談でお伝えしています。
