NEWS
NEWS
ニュース
(更新: 2026/06/25)
TikTokと相性がいい業種・ジャンルの共通点|現場担当者が語る「伸びる条件」
本記事は、Leading Communicationのクリエイティブチームへの社内インタビューをもとに作成しています。日々TikTokアカウントの運用に携わるメンバーのリアルな声をお届けします。
“自社の業種・ジャンルはTikTokに向いているのか”——TikTokへの参入を検討する際、多くの担当者が抱く疑問ではないでしょうか。
しかし実際に様々な業種・ジャンルのアカウントを運用してきた私たちが感じているのは、「向いている業種・ジャンルかどうか」より「どう見せるか」の方がはるかに重要だということです。
「グルメや美容以外はTikTokで成果が出ない」——そんなことはありません。一見TikTokと縁遠そうな業種でも、見せ方の設計次第で十分に成果を出せます。本記事では、特に成果が出やすい業種・ジャンルの特徴と、意外な業種での成功事例を現場の視点からお伝えします。
📊 データで見るTikTok
・TikTok利用率:10代約70%、20代約52%、30代約32%、40代約27% (出典:総務省「情報通信メディアの利用時間と情報行動に関する調査」)
・日本のTikTokユーザーの30.5%が広告視聴後に購買経験あり (出典:TikTok for Business調査)
・TikTok Shopグローバル取引額:332億ドル(2024年) (出典:Shopify Japan調査 2024年)
■ 「うちの業種は無理かも」が覆された事例
まず最初に、「TikTokでは難しいだろう」と思われがちだった業種での成功事例をご紹介します。
介護・育児・福祉系
「TikTokは若い人向け」というイメージが強いジャンルですが、育児中の親世代や、親の介護を考え始めた30〜40代にも実はTikTokユーザーは多くいます。職場のリアルや「こんなやりがいがある」という動画は、採用にも顧客獲得にも効果を発揮しています。
学校・教育機関
「先生がこんな人」「授業がこんな感じ」というリアルな日常を見せることで、オープンキャンパスへの来場者が増えたケースがあります。「動画で見た先生に会いたかった」という来場者が実際にいるほど、TikTokが進路の入口になっています。
BtoB・採用系
一見TikTokと無縁に思えるBtoB企業でも、採用という文脈でTikTokを活用することで成果が出ています。求人媒体に頼らず、TikTok経由で採用コストを大幅に削減した事例もあります。
「介護や育児って、TikTokと遠いイメージがあると思うんですが、実際に担当してみると意外と伸びるんです。「こんな仕事があるんだ」「こういう現場なんだ」という発見が、TikTokでは強い。学校のオープンキャンパス集客もそれに近くて、「この先生に会いたかった」と言って来てくれる学生がいるくらい、動画がきっかけで足を運んでもらえる。採用と構造が似ていて、「人や現場を見せる」ことがTikTokで刺さる共通点なんだと思います。グルメや美容だけがTikTokじゃないと実感しました」
参考として、総務省の調査によるとTikTokの利用率は30代で約32%、40代でも約27%に達しています。「若者だけのSNS」というイメージはすでに過去のものになっており、幅広い業種のターゲットにリーチできるプラットフォームです。
■ 特に成果が出やすい業種・ジャンルの3つの特徴
様々な業種・ジャンルを担当してきた中で、特に成果が出やすい業種・ジャンルには共通のパターンがあることがわかってきました。ただし、これは「当てはまらないと難しい」という条件ではなく、「こういう要素があると特に伸びやすい」というヒントとして捉えてください。
① TikTokユーザーの日常に近いテーマであること
見ている人が「自分ごと」として受け取れるテーマは、エンゲージメントが上がりやすい傾向があります。美容・グルメ・ライフスタイルはその代表例ですが、「職場の日常」「子育てのリアル」など、生活に身近な切り口であれば業種を問わず機能します。
② 「見てはじめてわかる」情報があること
テキストや画像では伝えきれない情報——食品のシズル感、職場の雰囲気、商品開封の瞬間——こうした要素を持っているジャンルは、動画との相性が高いです。「動画で見るからこそ伝わる」という要素が一つでもあれば、TikTokで戦える土台になります。
③ 複数の訴求軸を作れること
「可愛い×実用的」「季節感×価格」など、一つのサービスや商品を複数の角度から見せられると、コンテンツのバリエーションが生まれやすくなります。これは業種・ジャンルの特性だけでなく、見せ方の設計力によってどの業種でも作り出せるものです。
「TikTokで成果が出やすい業種・ジャンルかどうかを判断する時、「TikTokのユーザーが自分ごととして見られるか」を一番に考えます。どんな業種でも、見ている人の日常に結びつく切り口を見つけることができれば、入口を作ることはできます」
■ グルメ・食品は「本能に訴える」という圧倒的な強みがある
その上で、TikTokで最も安定して成果が出やすいジャンルの一つとしてグルメ・食品系は外せません。
食欲は人間の根本的な欲求です。美味しそうな映像、食感が伝わる音、湯気や断面——こうした「食の本能に訴える要素」は、見ている人のスクロールを自然に止めます。TikTokのプラットフォーム特性とも非常に相性がよく、再生数・エンゲージメント・購買のいずれにもつながりやすいジャンルです。
実際に、食品系のアカウントで新商品動画が数百万再生を記録するなど、グルメ・食品系での実績は豊富です。
「グルメはTikTokに限らず、人間の根本的な欲求に訴えられるジャンルだと思っています。うまそう、食べたい、という感情は普遍的だから、ターゲットを絞り込まなくても幅広い人に届きやすい。その分、見せ方の工夫でさらに広げられる伸びしろがあります」
■ 「伸びる業種」より「伸びる見せ方」を設計する
ここまで解説してきた内容を踏まえると、最終的に重要なのは「業種・ジャンルの特性に合った見せ方を設計できるか」です。
「自社業種・ジャンルはTikTokに向いていないかもしれない」という先入観より、「自社のサービスや商品のどこをどう見せればTikTokで刺さるか」という問いを立てることが、運用の出発点になります。自社の「強み」を洗い出し、TikTokのユーザー層の「好み」と重なる部分を見つける——この設計こそが、TikTok運用において最も重要なステップです。
私たちが多くのアカウントを運用してきた中で実感しているのは、成果が出なかったケースの多くは「業種の問題」ではなく「見せ方の設計が合っていなかった」ということです。逆に言えば、設計を変えることで、どの業種・サービスにも可能性があります。
■ まとめ:TikTokと相性がいい業種・ジャンルの共通点
・「向いている業種・ジャンルかどうか」より「どう見せるか」の設計の方が成否を左右する
・介護・育児・教育・BtoBなど、一見TikTokと縁遠い業種でも成果は出せる
・特に成果が出やすいのは「自分ごとで見られる」「動画で初めて伝わる」「複数の訴求軸がある」ジャンル・サービス
・グルメ・食品は本能に訴える強みがあり、特に安定した成果が出やすいジャンル
・成果が出なかった原因の多くは業種の問題ではなく、見せ方の設計にある
「自社業種・ジャンルはTikTokに向いているか」ではなく、「TikTokでどう見せるか」——この問いの立て方を変えることが、TikTok運用の可能性を広げる第一歩です。
