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(更新: 2026/03/30)
新商品の発表はTikTokで!発売日に向けて期待値をMAXにする「予告動画」戦略
はじめに:「いきなり発売」が完全にスベる理由
社運を賭けた新商品の発売日。プレスリリースを打ち、TikTokでも「ついに本日発売!プロフから買えます!」と渾身の動画を投稿したのに、ECサイトへのアクセスはパラパラ…。
なぜこのような悲劇が起きるのでしょうか? 理由は非常にシンプルです。TikTokのユーザーは、今日初めて知ったよく分からない商品を、その場で衝動買いするほどお人好しではないからです。
TikTokでモノが爆発的に売れる時、そこには必ず「前からずっと気になっていた」「発売されたら絶対に買おうと決めていた」という、事前の熱量が存在します。 企業がやるべきは、発売日に大声で叫ぶことではありません。発売日の数週間前から、「何やらとんでもないモノを作っているらしいぞ」とユーザーの期待を少しずつ煽り、”焦らし”のテクニックで欲求を限界まで高めることなのです。
1. 期待値を操作する「3段階の予告・スケジュール」
映画のプロモーションを想像してください。いきなり本編は見せませんよね?TikTokの新商品発表も、発売日から逆算して3つのフェーズで動画を投下します。
フェーズ①:開発の裏側・匂わせ(発売3〜4週間前)
まだ商品の全貌は見せません。「モザイク」や「シルエット」、あるいは「手元だけの映像」を使って、視聴者の好奇心を刺激します。
- 動画の切り口: 「SNSのアンケートで1万人が『欲しい』と言った機能がついに形に…」「この成分、原価が高すぎたけど強行突破します」
- 目的: 「何それ?」「完成したら教えて!」というコメントを引き出し、商品開発のストーリーに共感してもらうこと。
フェーズ②:機能解禁と課題解決(発売1〜2週間前)
商品のビジュアルと、それが「どんな悩みを解決するか」を明確に伝えます。ただし、「価格」と「明確な発売日」はまだ伏せておき、焦らします。
- 動画の切り口: 「前回大反響だったあの試作品、ついに〇〇の悩みを一瞬で消し去る神アイテムになりました。これ、いくらなら欲しいですか?」
- 目的: ユーザーに「自分ごと」として捉えさせ、「絶対に買うから早く売って!」という飢餓感を煽ること。
フェーズ③:発売日時の発表とカウントダウン(発売3日前〜前日)
ここで初めて全情報を解禁し、強烈なアクション(行動喚起)を促します。
- 動画の切り口: 「お待たせしました。〇月〇日の20時、ついに発売解禁です。初回生産は〇〇個限定なので、絶対にアラームをかけておいてください!」
- 目的: ユーザーにスケジュールを確保させ、「動画の保存」を促すこと。
2. アルゴリズムを味方につける「コメント予想」の仕掛け
予告動画を多くの人(おすすめフィード)に届けるためには、TikTokのAIに「この動画は盛り上がっている」と認識させる必要があります。そのための最強のトリガーが「コメント欄での予想合戦」です。
- 「全3色展開なんですが、何色が出ると思いますか?コメントで当たった人には〇〇!」
- 「これ、ぶっちゃけいくらだと思いますか?高すぎると思ったら正直に書いてください!」
このように、企業側から意図的に「クイズ」や「ツッコミどころ」を投下し、ユーザーに参加させます。コメントが増えれば増えるほど動画はバズり、新商品の認知度も雪だるま式に膨れ上がっていきます。
3. 発売日当日の熱狂を演出する
そして迎えた発売日。ここでただ「発売しました」とテキストを出すだけではもったいないです。当日は必ず「TikTok LIVE」を活用して、リアルタイムの熱狂を作ってください。
「今、まさに発売スタートしました!早速〇〇さんご購入ありがとうございます!残りあと〇個です!」
事前の予告動画で焦らされ続けていたユーザーたちが、一斉にLIVE配信に押し寄せ、コメント欄で「買えた!」などと飛び交うでしょう。このバンドワゴン効果(みんなが買っているから自分も買わなきゃという心理)や、TikTok Shopのリアルタイム在庫表示を行うことで、迷っている層の背中を押し、文字通りの「秒殺(即完売)」を作り出します。
まとめ:最高のマーケティングは「焦らし」である
「良い商品を作れば、発売日に勝手に売れる」という職人気質は、情報が溢れ返る現代では通用しません。
新商品の情報を社内の極秘事項としてギリギリまで隠すのはやめましょう。開発中の失敗も、ボツになったデザインも、工場でのドタバタ劇も、すべてがユーザーを熱狂させる最高の「予告編コンテンツ」になります。
次の新商品リリースは、発売の1ヶ月前からスマホを回し始めてみてください。「みんなで一緒に作り上げ、みんなで発売日を迎える」という共犯関係こそが、TikTokにおける最強のセールスプロモーションです。
