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TikTokのテロップの入れ方|セーフゾーンとフォント選びの鉄則

(更新: 2026/09/10)

TikTokのテロップの入れ方|セーフゾーンとフォント選びの鉄則

企業のプロモーション動画に慣れた担当者がTikTokの編集を行うと、多くがテロップで失敗します。明朝体を使う、画面下部に長文を入れるといった判断は視聴維持率を下げます。この記事では配置・フォント・配色の3点から、読まれるテロップの作り方を解説します。

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TikTokのテロップは読ませるものではなく見せるもの

TikTokユーザーは、スマホ画面を1〜3秒程度で視聴を継続するか判断しながら高速でスワイプしています。パッと見た瞬間に何が書いてあるかが脳に飛び込んでこない文字は、そもそも読まれません。

さらにTikTokでは、無音または極小音量で視聴しているユーザーが約3〜5割存在するとされます。音声で内容を伝えられない前提になるため、テロップの品質が情報の伝達力を大きく左右します。

つまりテロップは読むものではなく、映像の一部として見るものとして設計する必要があります。

セーフゾーンとは、UIと重ならず視認できる表示領域を指す

セーフゾーンとは、TikTokのUI(いいね・コメント・キャプションなど)と重ならず、テロップが最後まで視認できる表示領域を指します。

TikTokの再生画面には、動画の上にさまざまなUIが重なって表示されます。

位置 表示されるUI
右側 いいね、コメント、保存、シェアのアイコン
下部 アカウント名、キャプション、使用音源のティッカー
上部 おすすめ・フォロー中のタブ、検索バー

これらのUIにテロップが被ると、文字が読めないだけでなく、TikTokのフォーマットを理解していない動画という印象を与えます。結果として冒頭数秒での離脱につながります。

テロップは画面の40〜60%付近に配置する

配置の鉄則です。

文字は画面中央から少し上、上下比で40〜60%付近の領域に収めてください。横幅は70〜90%を使うサイズで中央揃えにします。

CapCutなどの編集アプリには、テキストを移動させる際にTikTokのUIと被らないセーフゾーンを示すガイドラインが表示される機能があります。これを有効にして作業してください。

明朝体と細いゴシック体は避ける

フォント選びの前提です。

企業のブランディングガイドラインで指定フォントがある場合でも、TikTokでは一旦それを外して判断してください。

線が細いフォントや筆文字のような装飾的なフォントは、スマホの小さな画面では背景に同化して読みづらくなります。読ませるのに0.5秒以上かかる文字は、TikTokではストレスになります。

推奨は極太のゴシック体

選ぶべきフォントです。

一瞬で視覚に飛び込んでくる、線の太いゴシック体(ウェイトがHeavyやBlack)が最も読まれます。

CapCutなどのアプリ内であれば、システム(太字)、ラノベPOP、けいふぉんとといったカジュアルでインパクトのあるフォントが、TikTokの雰囲気に馴染みやすくなります。

サイズは通常の1.5〜2倍にする

画面の邪魔にならないようにと文字を小さくするのは逆効果です。

普段の動画編集で使うサイズの1.5〜2倍を目安にしてください。特に冒頭0〜2秒に出すフックのテロップは、画面の横幅いっぱいに広がるくらい大きく表示して視線を引き付けます。

縁取りとシャドウで背景から浮き立たせる

文字が読みにくい最大の原因は背景との同化です。

白文字をベースにするなら、黒またはコーポレートカラーの濃い色で3〜6px程度の太めの縁取りを入れてください。さらに薄くドロップシャドウを落とすことで、明るいオフィスでも暗い夜道でも文字が沈まなくなります。

座布団を敷いて信頼感を出す

BtoB向けの動画で有効な手法です。

文字の後ろに透明度40〜60%程度の半透明、またはベタ塗りの四角い背景を敷きます。情報の説得力や信頼感を出したい場合に効果があります。

商材や訴求内容によって、縁取りと座布団を使い分けてください。

重要なキーワードだけ色を変える

視線を誘導する方法です。

「エクセルが10倍速くなる裏技」のように、強調したい数字やキーワードだけを黄色や赤色に変えます。視線が自然とそこに誘導され、内容が頭に入りやすくなります。

すべての文字に色を付けると効果がなくなるため、1画面で色を変えるのは1〜2箇所に絞ってください。

1画面の文字数は15文字以内にする

表示量の基準です。

長い文章を一度に表示せず、1画面15文字以内、1行8〜12文字程度を目安にしてください。演者が喋る言葉の区切りごとにテンポよくテロップを切り替えます。

画面に視覚的な動きが生まれ、視聴者が飽きて離脱するのを防げます。

動画尺別のテロップ切り替え回数の目安

尺に応じた本数の目安です。

動画尺 テロップの切り替え回数 1枚あたりの表示時間
15秒 8〜12回 1.2〜1.8秒
30秒 15〜25回 1.2〜2秒
60秒 30〜45回 1.3〜2秒

1枚を3秒以上表示すると画面が止まって見え、離脱率が上がります。逆に1秒未満だと読み切れません。

テロップ設計のチェックリスト

編集後に確認してください。

# 確認項目 基準
1 UIと被っていないか 画面40〜60%付近に配置
2 横幅のサイズ 70〜90%を使用
3 フォントの太さ HeavyまたはBlack
4 文字サイズ 通常の1.5〜2倍
5 縁取りの太さ 3〜6px
6 1画面の文字数 15文字以内
7 1行の文字数 8〜12文字
8 1枚の表示時間 1〜3秒
9 色を変えた箇所 1画面で1〜2箇所
10 スマホでの確認 実機で2回以上再生

投稿前に実機で確認する

最後の工程です。

パソコンの大きなモニターで編集しているときは綺麗に見えても、スマホで見ると字が小さすぎて読めない、右のアイコンに被っているというケースが頻発します。

投稿前に必ず実際のスマホで最低2回は再生確認してください。所要時間は30秒程度です。CapCutなどのスマホアプリで完結させている場合は、このミスが起きにくいというメリットがあります。

改善の効果を測る指標

テロップを改善したら数値で確認してください。

見るのは視聴維持率です。おすすめ表示において視聴維持率40%が一つの分岐点になり、これを下回る動画はおすすめ配信が縮小されます。

改善前後で直近10本の平均を比較してください。テロップの改善は冒頭の離脱率に効くため、3秒視聴率の変化も併せて見ると効果が判別しやすくなります。

1回に変更する要素は1つに絞る

検証の進め方です。

フォント・サイズ・配色・文字数を同時に変えると、何が効いたか判別できません。1回の改善では1要素だけを変更し、5本程度投稿してから次の要素に移ってください。

弊社が支援してきた100社以上のケースでも、変更要素を絞った検証のほうが改善の再現性が高くなっています。

まとめ

TikTokのテロップは、画面40〜60%付近のセーフゾーンに配置し、極太ゴシック体を通常の1.5〜2倍のサイズで使うのが基本です。縁取りは3〜6px、1画面は15文字以内、1枚の表示は1〜3秒を目安にしてください。

無音で視聴するユーザーが約3〜5割いるため、テロップだけで内容が理解できる状態が前提になります。編集後は必ず実機で2回以上確認してください。

改善の効果は視聴維持率と3秒視聴率で測り、直近10本の平均で比較します。1回に変更する要素は1つに絞ってください。

弊社は100社以上のアカウント運用を支援しています。自社の状況に合う制作体制については、無料相談でお伝えしています。

白本 晴香

この記事の著者

白本 晴香

SNSマーケティング事業部/営業推進・広報

SNSマーケティング事業部にて、TikTokアカウント運用代行およびクリエイターキャスティングを主軸に、BtoB企業のオーガニックリード獲得を支援。3C分析・STP分析・ペルソナ設計といった戦略立案から、SEO・コンテンツ制作、SNS運用、LPO、リード育成までを一気通貫で担当している。運用の現場で得られる一次情報や最新のトレンドを常に吸い上げて施策に反映し、データにもとづく施策設計を得意とする。「受注確度の高い問い合わせ」をいかに増やすかを軸に、過去の実務経験と変化し続けるSNSの最新動向の両面から、TikTok運用とBtoBマーケティングの実践知を発信している。

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