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TikTok企業アカウントを外注すべき企業の3つの条件

(更新: 2026/08/18)

TikTok企業アカウントを外注すべき企業の3つの条件

TikTok運用の外注を検討する際、多くの記事では外注のメリットが並びます。ただ実際には外注しても成果が出にくい企業があり、その特徴は先に把握しておいたほうが判断を誤りません。この記事ではTikTok運用歴5年以上の経験から、外注が機能する条件と機能しない条件を整理します。

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外注が機能する条件とは、社内に残る作業を担える体制があることを指す

TikTok運用の外注が機能する条件とは、制作を外部に委託した上で、社内に必ず残る作業を担える体制があることを指します。外注してもゼロにならない作業が存在するため、そこを担えるかどうかが成否を分けます。

弊社はTikTokアカウント運用に5年以上携わっており、100社以上の支援実績があります。この中で成果が出た企業と出にくかった企業の差は、制作力ではなくこの体制側にありました。

外注しても成果が出にくい企業の特徴

先に機能しないケースを整理します。

判断を急ぐ体制の企業では、成果が見え始める前に打ち切りになります。弊社のケースでは成果が明確に見え始めるまでに平均6ヶ月かかっており、3ヶ月時点ではまだ検証段階です。この期間を確保できない場合、外注しても評価に至りません。

承認フローが長い企業も停滞します。企画・台本・完成動画の3段階で複数部署の確認が入ると、修正が繰り返されて投稿本数が計画を下回ります。制作力があっても、投稿されなければ検証は進みません。

商材情報を提供できない企業も同様です。なぜその商材を作ったのか、どの顧客に響いてきたのかという背景は社内にしかありません。これが渡らないと企画が一般的な訴求に寄り、再生数は取れても購買につながりません。

条件1:6ヶ月以上の期間を確保できる

最も重要な条件です。

TikTok運用では、複数の訴求パターンを検証して当たる型を特定する工程が必要になります。使用シーン訴求、課題解決訴求、比較訴求、実演訴求といった型を並行して出し、反応の良い型を横展開する流れです。

この検証サイクルは3ヶ月では回りきりません。予算を確保する際は月額ではなく6ヶ月の総額で稟議を通し、6ヶ月を1つの投資単位として設計してください。

確認すること:社内が求めている成果時期は何ヶ月後か。3ヶ月以内であれば、運用代行より広告出稿のほうが目的に合います。

条件2:承認者を絞り、確認を短期間で返せる

見落とされやすいものの、投稿本数に直結します。

承認者が1人だと不在時に止まり、多すぎると意見が分散して修正が繰り返されます。弊社の経験では、承認者を2名以内に絞り、各段階で2営業日以内に返す運用にしているケースが最も安定します。

この体制が作れるかを発注前に確認してください。社内調整が必要な場合は、稟議の段階で承認フローを決めておくと運用開始後の停滞を防げます。

確認すること:企画・台本・完成動画の各段階で、誰が何営業日以内に確認するかを決められるか。

条件3:商材情報と撮影環境を提供できる

制作の前提として必要な条件です。

商材情報については、これまで売れた顧客層と決め手になった要素を共有できるかを確認してください。既存顧客の声や営業現場でよく聞かれる質問も渡せると、企画の精度が上がります。

撮影環境については、自社の店舗や施設で撮影できるか、社内調整が可能かを確認してください。店舗撮影ができる場合は使用場面をそのまま映像化できるため制作効率が上がります。難しい場合は外部のロケーションを使う設計になります。

演者については社員が出演できるかを確認してください。難しい場合は代行会社側で手配することになりますが、都度キャスティングする体制では配信頻度を上げられません。弊社は総クリエイター約700人の自社プロダクションを保有しているため、商材との相性を見ながら継続的にアサインできます。

確認すること:商材の背景情報を渡せる担当者がいるか。撮影場所と出演者の目処が立つか。

3条件のチェック表

条件 満たしている状態 満たしていない場合の対応
6ヶ月の期間確保 6ヶ月分の予算を承認できる 広告出稿など短期施策に切り替える
承認体制 承認者2名以内・2営業日以内 稟議段階でフローを確定させる
情報と環境の提供 商材背景・撮影場所・演者の目処がある 演者は代行側の手配を前提に設計する

3つすべてが満たせる場合、外注は機能します。1つでも欠ける場合は、その部分を先に整えてから発注してください。

社内で対応できる企業もある

外注が唯一の選択肢ではありません。

以下に当てはまる場合、内製で始めて手が回らなくなった段階で外注を検討するほうが費用効率が良くなります。

  • 縦型動画の編集ができる担当者が専任でいる
  • 社員が演者として継続出演できる体制がある
  • 月4本程度の投稿頻度で十分と判断している

特に社員が継続出演できる場合、外注のハードルが下がる分だけ内製のハードルも下がります。

一部を外注する分担も選択肢になる

すべてを委託する必要はありません。

戦略と分析を社内で持ち、制作のみを外部に依頼する分担も成立します。ただし撮影と編集を別々の会社に出すと、撮影時の判断が編集に反映されにくくなる点は考慮してください。

弊社は戦略立案/ショップ構築/動画制作/LIVE配信/クリエイター施策/広告運用/データ分析/運用代行の8領域を自社内で完結させているため、必要な領域だけを切り出して依頼することも可能です。

外注と内製、どちらが自社に合うかを比較した記事も参考にしてください。

条件が揃っていない場合の進め方

3条件のいずれかが欠けている場合、無理に発注しないほうが結果的に費用を抑えられます。

期間が確保できない場合は、まず広告出稿で獲得単価の見通しを立ててからアカウント運用を検討する順序が現実的です。承認体制が整わない場合は、稟議の段階でフローを確定させてから発注してください。

条件を整える期間を含めて計画を立てると、運用開始後の停滞を避けられます。

まとめ

TikTok企業アカウントの外注が機能する条件は、6ヶ月以上の期間を確保できること、承認者を絞って短期間で確認を返せること、商材情報と撮影環境を提供できることの3点です。

外注しても成果が出にくいのは、判断を急ぐ体制、承認フローが長い体制、商材情報を渡せない体制です。制作力の問題ではないため、発注前に自社側の条件を確認してください。

弊社はTikTokアカウント運用に5年以上携わり、100社以上の支援実績があります。支援範囲に応じて柔軟にプランをご用意しています。自社の状況に合う費用感と想定スケジュールは、無料相談でお伝えしています。

白本 晴香

この記事の著者

白本 晴香

SNSマーケティング事業部/営業推進・広報

SNSマーケティング事業部にて、TikTokアカウント運用代行およびクリエイターキャスティングを主軸に、BtoB企業のオーガニックリード獲得を支援。3C分析・STP分析・ペルソナ設計といった戦略立案から、SEO・コンテンツ制作、SNS運用、LPO、リード育成までを一気通貫で担当している。運用の現場で得られる一次情報や最新のトレンドを常に吸い上げて施策に反映し、データにもとづく施策設計を得意とする。「受注確度の高い問い合わせ」をいかに増やすかを軸に、過去の実務経験と変化し続けるSNSの最新動向の両面から、TikTok運用とBtoBマーケティングの実践知を発信している。

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