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(更新: 2026/09/11)
TikTokのトレンドリサーチは24〜72時間が勝負|企業向けの手順
流行した後に真似しても再生数は伸びません。トレンドは24〜72時間で勢いが変わるため、伸び始めの段階で捉える必要があります。企業アカウントには商用利用の制約もあります。この記事では安全にトレンドを活用する手順を解説します。
トレンドリサーチとは、24〜72時間以内に拡散するものを予測する作業を指す
TikTokのトレンドリサーチとは、今流行しているコンテンツを探すことではなく、24〜72時間以内に拡散する可能性が高い音源・企画・ハッシュタグをデータから予測する作業を指します。
多くの企業アカウントでは、流行した後にトレンド動画を真似して投稿してしまいます。投稿から3〜7日後にはトレンドの勢いが落ちるため、思うように再生数が伸びません。
つまり後追いでは間に合いません。伸び始めの段階で見つける仕組みが必要になります。
アルゴリズムが24〜72時間で流行を加速させる
なぜこの時間軸なのかを整理します。
TikTokでは、特定の音源や動画フォーマット、ハッシュタグに対して、アルゴリズムが24〜72時間程度の期間だけ一時的に高い評価を与えます。
多くのユーザーが同じ音源や企画を使用し、その動画の視聴完了率やシェア率が高まると、TikTok側がユーザーの関心が高いコンテンツと判断し、おすすめフィードへの露出を増やす仕組みです。
この期間に乗ることができれば、フォロワー数が1,000人未満でも10万回以上の再生を獲得できる可能性があります。
企業アカウントには商用利用の制約がある
個人クリエイターと同じ方法では運用できません。
個人アカウントで使われている楽曲の多くは、企業による商用利用が認められていない場合があります。知らずに使用すると著作権や利用規約の問題につながります。
そのため企業は、商用利用可能な範囲でトレンドを再現する必要があります。音源そのものを真似するのではなく、動画の構成やテンポ感を参考にする形になります。
リサーチ方法1:Creative Centerで急上昇を確認する
TikTok公式ツールを使います。
Creative Centerでは、急上昇中の楽曲やハッシュタグ、人気の広告クリエイティブを確認できます。
見るべきは過去7日間と過去30日間の推移です。前週比20%以上伸び始めているトレンドを見つけることがポイントになります。すでに大きく伸びきったものは、乗った時点で勢いが落ちています。
リサーチ方法2:商用利用可能な楽曲に絞る
Creative Centerの絞り込み機能を使います。
商用利用可能な音源に限定して検索できるため、企業アカウントではこの機能を活用してください。そのうえで、現在伸びている音源のテンポや雰囲気を分析します。
アップテンポ系やローファイ系など、直近30日以内に増加しているジャンルを把握することで、著作権リスクを避けながらトレンド感を再現できます。
リサーチ方法3:自社インサイトで内側のトレンドを見る
世間全体の流行だけでは足りません。
自社アカウントの再生数上位10本の動画と、反応が良かった音源を確認してください。フォロワーがよく視聴している要素が分かります。
自社ターゲット層の中で流行している要素を捉えると、平均視聴維持率や保存率の改善につながります。世間で伸びていても自社フォロワーに合わないトレンドは、乗っても成果が出ません。
3つのリサーチ方法の使い分け
| 方法 | 分かること | 確認頻度 |
|---|---|---|
| Creative Center(急上昇) | 全体のトレンドの兆し | 週2〜3回 |
| Creative Center(商用音源) | 使える音源の傾向 | 週1回 |
| 自社インサイト | フォロワー層に合う要素 | 週1回 |
感覚ではなく、週1〜2回以上データを確認する体制を作ってください。
実践1:定期的なリサーチ体制を構築する
トレンドを見つけた後は、運用へ落とし込む仕組みが必要です。
毎週2〜3回、決まった曜日にCreative Centerを確認し、伸びている動画の型をリストアップしてください。曜日を固定すると担当者の負荷が読めます。
ここで重要なのは、音源そのものではなく動画の構成やテンポ感を分析することです。検証系やランキング形式といった企画フォーマットを参考にするだけでもトレンド感は出せます。
実践2:商用音源を20〜30曲ストックする
スピードを確保する準備です。
商用利用可能な音源を20〜30曲程度、事前に保存しておいてください。企画が決まった時点ですぐ制作に入れる状態を作れます。
トレンドはスピードが重要なため、この準備が再生数に直接影響します。企画が決まってから音源を探し始めると、24〜72時間の期間を逃します。
実践3:ブランド文脈へ落とし込む
単純に真似するだけでは機能しません。
トレンドをそのまま模倣すると広告感が強くなり、企業らしさも失われます。動画の冒頭3秒以内で自社の商品やサービスの特徴が自然に伝わる形にアレンジしてください。
トレンドの型を借りて、中身を自社の訴求に置き換えるという考え方です。
リサーチから投稿までのスケジュール
24〜72時間に間に合わせる進め方です。
| 時間 | やること |
|---|---|
| 0時間 | Creative Centerで前週比20%以上のトレンドを特定 |
| 〜12時間 | 企画を決定し、ストック音源から選定 |
| 〜24時間 | 撮影と編集 |
| 〜48時間 | 投稿 |
企画会議や承認に時間がかかると間に合いません。トレンド対応の投稿については、承認フローを簡略化した別枠を用意しておくと実行できます。
承認フローがボトルネックになる
企業アカウント特有の制約です。
企画・台本・完成動画の3段階で複数部署の確認が入ると、48時間以内の投稿は困難になります。トレンド対応の投稿は通常のフローとは別に、承認者を1名に絞った運用を用意してください。
トレンドを追う投稿を全体の何割にするかも事前に決めておくと、通常の企画と両立できます。
追わないほうがよいトレンド
すべてに乗る必要はありません。
商用利用が確認できない音源を使ったもの、ブランドイメージと合わないもの、すでに大きく伸びきったもの、自社フォロワー層と関心が合わないものは見送ってください。
特に伸びきったトレンドは、乗った時点で勢いが落ちています。前週比の伸び率を確認せずに参入すると、工数をかけても再生数につながりません。
効果を測る指標
トレンド対応の投稿を評価する方法です。
通常投稿と分けて数値を記録してください。見るのは視聴完了率とシェア率です。トレンドの型が機能していれば、通常投稿より高い水準になります。
弊社が支援してきた100社以上のケースでも、トレンド対応と通常投稿を分けて記録することで、どちらに工数を配分すべきかの判断ができるようになっています。
まとめ
TikTokのトレンドは24〜72時間で勢いが変わります。流行した後に真似しても、投稿から3〜7日で勢いが落ちるため再生数につながりません。
企業が安全に活用するには、Creative Centerで前週比20%以上伸び始めているものを週2〜3回確認し、商用利用可能な音源を20〜30曲ストックしておく体制が必要です。あわせて自社インサイトでフォロワー層に合う要素も把握してください。
音源そのものではなく動画の構成やテンポ感を参考にし、冒頭3秒で自社の特徴が伝わる形にアレンジします。トレンド対応の投稿には承認フローを簡略化した別枠を用意してください。
弊社は100社以上のアカウント運用を支援しています。自社の状況に合う運用体制については、無料相談でお伝えしています
