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ブランディングには順番がある。「ロゴの認知」から始めるTikTokアカウント育成の黄金ステップ

(更新: 2026/03/31)

ブランディングには順番がある。「ロゴの認知」から始めるTikTokアカウント育成の黄金ステップ

「自社のブランディングをしたいから、TikTokで認知拡大を狙いたい。まずは再生数やフォロワー数を追ってほしい」

SNS運用を始める際、企業の担当者から最も多く寄せられる要望の一つです。確かに、多くのアカウントに見られ、知ってもらうことは重要です。しかし、再生数やフォロワー数という目先の数字を追うあまり、本質的な「ブランディング戦略の順番」を間違えている企業アカウントが後を絶ちません。

現場の最前線で数多くのアカウントを立ち上げてきたプロの運用者は、「SNSを使ったブランディングには明確なステップがある」と断言します。本記事では、陥りがちな罠を避け、確実にファンを育てて集客へと繋げるための「アカウント育成の黄金ステップ」を解説します。

ステップ1:まずは「ロゴ(主役・コンセプト)」を認知させる

ブランディング戦略の第1段階は、企業やサービスの「ロゴ」を知ってもらうことです。SNS運用における「ロゴ」とは、単なる企業マークのことではありません。アカウントの「コンセプト」や、動画に登場する「主役(演者のキャラクターや独自の顔)」そのものを指します。

アカウントを立ち上げる際、多くの人が「競合がいないブルーオーシャンを狙おう」と考えがちですが、SNS上におけるブルーオーシャンは「単に需要がないだけ」であることが多く、非常に危険です。プロの運用者は、あえて需要がはっきりしている「レッドオーシャン」に飛び込みます。その激戦区の中で埋もれないために、「この企業はどんな人が出ているのか」「どんな世界観を持っているのか」というコンセプト(=ロゴ)を明確にし、強烈な差別化を図るのです。ここが定まっていない状態で動画を発信しても、誰の記憶にも残りません。

ステップ2:次に「サービス内容」を正しく認知させる

ロゴ(アカウントの存在)を認知してもらったら、次は第2段階である「サービスの認知」に入ります。

例えば、キャッチーなキャラクターや面白い企画のおかげで「あのアカウント、名前だけは知っている」という状態になったとします。しかし、「実際にどんな商品を売っているのか」「誰のどんな悩みを解決するサービスなのか」といった具体的な中身までは、視聴者に意外と知られていなかったりします。この「自分たちは一体どういうサービスを提供している企業なのか」を、SNSを通じてしっかりと伝えていくフェーズが絶対に必要です。

ここで多くの運用者が陥るのが、「とりあえず流行りのダンスを踊る」「関係のないクイズを出す」といった、TikTokのトレンド動画に逃げてしまうという罠です。

第1段階・第2段階をクリアしていない状態でトレンドに乗っても、集まってくるのは「そのトレンド動画自体が好きな人」だけです。自社のサービスを求めているわけではないため、いくら再生数が回ってフォロワーが増えても、最終的な目的である「集客」や「採用」には全く繋がりません。運用に迷った時は、奇をてらうのではなく、「視聴者が求めている悩みや課題に対して、自社のサービスでどう答えるか」という基本に立ち返ることが重要です。

ステップ3:土台ができて初めて「集客」が簡単になる

「ロゴ(誰が発信しているか)」が浸透し、「サービス(何を提供しているか)」が正しく伝わり、それに共感した質の高いフォロワーが集まってきた状態。ここまで来て初めて、第3段階である「集客」が非常に簡単になります。

すでに「どんな商品を、どのような価格帯で提供しているか」が世間に完全に浸透している国民的ブランドを思い浮かべてみてください(ロゴもサービスも認知が完了しています)。そうした確固たる土台があるからこそ、インフルエンサーや有名人を起用したプロモーションを打った際、商品の細かい説明をしなくても一気にモノが売れていくのです。

しかし、SNS運用を始めたばかりの企業が、このステップを飛ばしていきなり「有名人を起用する」「大規模なコラボをする」といった施策に走ることがあります。土台となる認知がない状態でお金をかけても、やって来るのは「その有名人のファン」だけであり、自社の顧客にはならないため、投資が無駄に終わってしまいます。

まとめ:順番を飛ばさず、着実に階段を登ろう

TikTokで集客や採用を成功させたいのであれば、流行りに乗って再生数を稼ぐことよりも、自社のファン(質の高いフォロワー)を何人集められるか、そしてその中の何パーセントを実際のアクション(購入や応募)に繋げられるかが勝負になります。

  • ステップ1: レッドオーシャンの中で、アカウントの顔となる「ロゴ(演者・コンセプト)」を定着させる。
  • ステップ2: トレンドに逃げず、視聴者の悩みに答えながら自社の「サービス内容」をしっかりと伝える。
  • ステップ3: 認知の土台が完成してから、広告やコラボなどの集客アクセルを踏む。

「ブランディングしたいから、まずは再生数を」という思考から脱却し、この黄金ステップを愚直に踏むことこそが、遠回りに見えて最も確実なアカウント育成の正攻法なのです。

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