メインコンテンツへスキップ

NEWS

NEWS

ニュース

TikTok Shopの始め方|出店から初回販売までの5ステップ

(更新: 2026/08/05)

TikTok Shopの始め方|出店から初回販売までの5ステップ

TikTok Shopを始めたいが、何から手をつけるべきか分からないという相談をよくいただきます。実際の立ち上げは大きく5つのステップに分かれ、このうち多くの企業がつまずくのは出店手続きではなくアカウント設計の段階です。この記事では、セラー登録から初回販売までの流れを順に整理します。

SNS運用・マーケティングのご相談はお気軽に

TikTok Shopの出店とは、販売機能をアカウントに紐づける手続きを指す

TikTok Shopの出店とは、TikTokアカウントに販売機能を紐づけ、動画やLIVE配信から直接商品を購入できる状態にする手続きを指します。単に商品を登録すれば売れるわけではなく、購入導線となるアカウント自体を育てる工程が必要になります。

前提として、この市場は拡大局面にあります。2024年のTikTok Shopの世界GMVは約326億ドル(約5兆円)に達しており、日本市場は立ち上がり期です。先に始めた事業者がアカウント資産を積み上げやすい段階にあります。

ステップ1:セラー登録と必要書類を揃える

最初に行うのがセラーアカウントの登録です。法人として出店する場合は登記情報や代表者の本人確認書類、口座情報などが必要になります。

ここは事務手続きなので大きなつまずきはありませんが、審査に日数を要するため、販売開始日を決めている場合は逆算して着手してください。

なお弊社では、アカウントがまだない段階やセラー登録の進め方が分からない段階からの相談にも対応しています。

ステップ2:商品登録と配送設定を行う

登録が完了したら、販売する商品情報を登録します。商品名・説明文・価格・画像に加えて、配送方法と送料の設定が必要です。

ここで確認しておきたいのが自社の出荷体制です。TikTok Shopの運用では在庫管理と発送はセラー側で対応する前提になるため、自社倉庫や出荷フローが整っているかを先に確定させてください。整っていない場合は、販売を開始する前にそこの構築が必要になります。

ステップ3:公式アカウントとマーケティングアカウントを設計する

多くの企業がつまずくのがこのステップです。

TikTok Shopでは、ブランドの「顔」となる公式アカウントと、リーチ拡大を狙うマーケティングアカウントを戦略的に併用する設計が有効です。公式アカウントは信頼性の担保と既存顧客との接点を担い、マーケティングアカウントは商材の切り口を変えながら新規層への露出を広げる役割を持ちます。

これを1つのアカウントで兼ねようとすると、ブランドの世界観を守りたい意図と、幅広い層にリーチしたい意図が衝突して投稿の方向性がぶれます。

設計時に決めておくべき項目は以下です。

項目 公式アカウント マーケティングアカウント
役割 信頼性の担保・既存顧客との接点 新規層へのリーチ拡大
投稿のトーン ブランドの世界観を優先 ユーザーの関心を優先
プロフィール文 ブランド説明中心 商材の便益中心
商品の見せ方 統一されたビジュアル 使用シーン・比較・実演

ステップ4:ショート動画とLIVE配信の初期コンテンツを作る

アカウント設計が決まったら、コンテンツ制作に入ります。TikTok Shopの売上はショート動画とLIVE配信の両方で作るため、初期段階から両方の型を用意しておくと立ち上がりが早くなります。

ショート動画は商材の使用シーンや課題解決の切り口で複数パターンを検証し、反応の良い型を見つけます。LIVE配信は視聴者とのやり取りを通じて購買につなげる形式なので、出演者の確保と配信構成の設計が必要です。

演者を外部に都度依頼する体制では、配信頻度を上げたいタイミングで人が確保できません。弊社は総クリエイター約700人の自社プロダクションを保有しており、商材との相性を見ながら継続的にアサインできます。

ステップ5:広告配信で初回販売を作る

コンテンツが揃ったら、広告配信で初期の販売を作ります。

ここで設計として重要になるのが、販売をアフィリエイター(インフルエンサー)に依存させるかどうかです。アフィリエイター経由の販売は立ち上がりが早い一方、どのクリエイターがどの商材を扱うかを運用側でコントロールしづらく、バック率(成果報酬)が発生する分セラー側の純増が減りやすい構造になります。

自社で運用するアカウントを育て、その動画にそのままGMV Maxで広告配信をかける設計であれば、商材選定をコントロールでき、売上が純増として積み上がりやすくなります。弊社はこの座組を取り、TikTokアカウント運用で5年以上蓄積してきた知見を販売設計に反映しています。

立ち上げにかかる期間の目安

事務手続きだけであれば数週間で完了しますが、売上が安定的に立つまでには時間がかかります。

弊社が支援してきた100社以上のケースでは、アカウントの成果が明確に見え始めるまでに平均6ヶ月かかっています。アカウント初期は視聴者データが蓄積されておらず、アルゴリズムが配信先を最適化するまでに時間を要するためです。

そのため事業計画上は、出店から半年程度を立ち上げ期として見込んでおくと判断を急がずに済みます。

出店前に確認すべき5項目

# 確認項目 理由
1 自社の出荷体制 在庫管理・発送はセラー側で対応するため
2 アカウントの役割分担 公式とマーケティングを兼ねると方向性がぶれる
3 演者の確保方法 LIVE配信の稼働可能時間が売上の上限になる
4 販売設計 アフィリエイター依存か自社アカウント中心か
5 立ち上げ期間の想定 半年程度を見込んで予算を確保する

TikTok Shopの運用実績をまとめた記事も参考にしてください。

外部に任せる場合の判断軸

自社で全工程を進めるのが難しい場合、運用代行を検討することになります。その際に確認すべきは認定の有無ではありません。

TikTok Shop Partner(TSP)認定は2026年時点で国内に約90社が存在するため、認定を持っていること自体は珍しくありません。確認すべきはTSPに加えてTAP(広告)やMCN(クリエイター)を併せて保有しているかで、これが揃っていると販売・広告・演者手配を一社で完結できます。弊社はこの3認定を同時に保有し、戦略立案からデータ分析までの8領域を自社内で完結させています。

まとめ

TikTok Shopの立ち上げは、セラー登録・商品登録と配送設定・アカウント設計・コンテンツ制作・広告配信の5ステップで進みます。事務手続きは数週間で終わりますが、つまずきやすいのは公式アカウントとマーケティングアカウントの役割設計と、演者の確保方法です。

売上が安定するまでは半年程度を見込み、在庫と発送の体制を先に固めてから着手してください。

TikTok Shopの運用体制については、商材や自社の出荷体制に応じて個別にご案内しています。月額50万円〜、支援範囲に応じて柔軟に対応いたします。

白本 晴香

この記事の著者

白本 晴香

SNSマーケティング事業部/営業推進・広報

SNSマーケティング事業部にて、TikTokアカウント運用代行およびクリエイターキャスティングを主軸に、BtoB企業のオーガニックリード獲得を支援。3C分析・STP分析・ペルソナ設計といった戦略立案から、SEO・コンテンツ制作、SNS運用、LPO、リード育成までを一気通貫で担当している。運用の現場で得られる一次情報や最新のトレンドを常に吸い上げて施策に反映し、データにもとづく施策設計を得意とする。「受注確度の高い問い合わせ」をいかに増やすかを軸に、過去の実務経験と変化し続けるSNSの最新動向の両面から、TikTok運用とBtoBマーケティングの実践知を発信している。

この著者の記事一覧

SNS運用・マーケティングのご相談はお気軽に

この記事をシェア